パラレルキャリア〜変化している働き方〜

みなさん、「パラレルキャリア」という言葉はご存知でしょうか。

これは、現代経営学の発明者であるP.F.ドラッカーが提唱した働き方になります。会社で働きながら、本業とは別の時間で「もう一つのキャリア」を作っていくものです。

もう何年も前からある考え方ですが、まだ日本では当たり前という状態まで来ていません。しかし、今後は間違いなく、一人一人の人生をさらに豊かにしていく一つの「考え方」になるでしょう。

今回は、パラレルキャリアの可能性について記載していきます。

スポンサーリンク

まだまだ根付いているサラリーマンの不幸な姿

会社に所属して言われたことをやっていれば、生活費は稼げてしまう。肉体的にも精神的にも疲弊し、嫌なことも引き受け続けているけれど、月に何度かあるお休みでストレスを発散し、何とか「健康」を保てている。

同時に、心の奥底では、「人生このままで良いのか」って漠然と考えたりもする。しかし、何か行動するのは億劫だし、とりあえず生活出来ているし、何も始められない。そして何より、みんなと同じことをやれているから、安心もする。

だから、

『自分の気持ちを色々押し殺しながら生きている。』

これを不幸と言ってしまうのは、あまりにも暴力的なのかも知れません。一昔前の日本の方々が見れば、物質的に恵まれた環境で生活し、十分な報酬を頂いている私たちのことを、心から羨ましいと思うでしょう。

しかし、時代は変わっているのです。

平日をそんなに好きでない仕事に費やしてしまうのは、断じて不幸なことなのです。

パラレルキャリアの可能性

それでも、生活するためには仕方ないこともある。我慢しなければならないこともある。

だとしたら、少なくとも、仕事以外の時間を第二のキャリアとして、「ちょっとやりたかったこと」「興味はあったけれどまだやれていなかったこと」などにチャレンジしてみるのも良いかも知れません。それは別に収入に繋がらないことでも良いのです。だって、本業で生活費は稼げているのだから。

結局は、自分の人生を俯瞰して考えるべきなのでしょう。そして、そこに「バランスを保つ」という考え方を取り入れても良いかも知れません。

全体を俯瞰してみると、なぜ一つの仕事に縛られる必要があるのか、きっと疑問に思うはずです。

(もちろん、それで充実してたり、やる気溢れる状態だったら、あえて分散させる必要はないです。そういう人も間違いなくいます。だから、万人がパラレルキャリアを意識する必要はないです。)

一人一人のビジョンを明確にしていく。

自分にとって、どんな生き方、どんな働き方がよりベターなのか。つまりは、「自分にとっての幸福とは何か」それを考え、明確にしていく時代です。それに従って主体的に人生を創っていく時代なのです。今回は、その選択肢の一つとして、もしかしたらパラレルキャリアという生き方もあるかも知れないというお話です。

パラレルキャリアは第二、第三のキャリアです。始め方は本当に小さなスタートで良いはずです。もう既に本業があるのですから、そこでは多少の失敗も気にする必要はありません。何度も言いますが、生活に必要なお金は第一のキャリアで稼げているのですから。

自分の人生を豊かにしていく。そのためにもっと時間を使っていくべきです。

大事なことは、自分で自分を肯定して生きていること。つまり、自分を否定してしまうような生き方、働き方からの脱却です。

嫌だと思いながら働く。それを10年20年続けられますか?仕事が終わって、遅い時間まで会社や上司の文句を言いながらお酒を飲んで憂さ晴らしをする。そんな生活を何年間も続けられますか?

私たちは、これからも考えていかなければなりません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました