「新卒一括採用」は近い将来廃止される。

今回は、新卒一括採用の「弊害」について、考えてみたいと思います。

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新卒一括採用よりも重要なこと。

日本の採用は、世界のなかでも類を見ない「新卒一括採用」という仕組みで動いています。

この一括採用と言う方法は、経済が右肩上がりで成長し、毎年大量採用していた時代には、コスト的にも企業内の効率性としても確かに有効と言われていました。

しかし、今は企業がより学生をシビアに見る「厳選採用」の時代。何より、日本の経済成長は何年も前から低空飛行です。

そんな日本に今必要なのは、革新的なアイディアであり、それを実行していくリーダーシップだと思います。そうであるならば、それぞれの個性を生かし、多様な人材を育てていかなければならないのに、あえてそれに逆行しているのはおかしな話でしょう。横並びで各自のキャリアを選択させることにどんな可能性があるのかは疑問です。

重要なことは、年齢や経歴、採用時期による形式的な制限は一切排除し、学生のタイミングや事情を考慮することでしょう。

20代前半で従順になるのは早すぎる。

20代前半の多感な時期に、まるで動物が群れて同じ方向を見る姿、そして企業に従順になってしまう経験は本当に悲しいことだと思います。

大学時代から興味のある経験をどんどんしていくべきだし、卒業して学問から離れ、数年の「ギャップイヤー」を設けて世界や自分自身を知る時間に当てても良い。

企業側の事情ではなく、学生側の事情で人生を選択していくべきだと思っています。

今の大学生は気付き始めている。

新卒採用の仕組みについては、社会が変わっていくべきと記載してきましたが、大学生は少しづつ気付き始めているようです。この時代に合わない謎の慣習の問題点に。

大人たちは、自ら考えることなくこれまで通りの慣習に従っています。若い彼らは、「自分で勝手にやります」と行って次々とチャレンジしていくことでしょう。日本ではなく、アジアやアメリカなど、海外にも出ていくことでしょう。そして、そういう学生で溢れて、初めて企業側も変わっていくのだと思います。

人生の不確実性について。

人生に確実な事は少ないです。

だとすれば、不確実なことを面白がれる「メンタリティ」が必要だし、それを育むに一番大切な時期が10代20代と言う時間です。もっと自由に、自分自身の気持ちを大切にして、遊び回れる社会になれると良いなと思います。

そのためには、大学3年になったら就職活動を横並びでやらなければならない風潮は変えていかなければならないと思います。

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