近い未来、「面白いから」が働く目的になる。

少し面白いデータがありましたので、共有します。
22年卒採用の就職人気企業ランキングです。

今回は、学生の就職意識について考えてみます。

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22年卒就職人気企業ランキングについて

https://news.mynavi.jp/article/20210201-1683633/

これを見ると、当然ながら「大企業志向」と言うのがよくわかりますね。

と言うのも無理はありません。コロナ禍で、学生自身も経済の悪化を目の当たりにしています。企業の採用数も縮小している中で、出来るだけ安定した企業に入りたいと思うのは当然でしょう。

「安定志向」は両親の影響も?

学生の安定志向には、両親の影響もあるかもしれません。これは、今年だけでなく、昔からそうです。自分自身が成功してきた経験、もしくは正しいと信じてきた価値観を子供に引き継ぐことが使命と感じている親御さんたちもたくさんいるでしょう。何より、子供を想ってのことだと思います。
何も知らない学生たちは、両親の言葉を信じるのは当然です。

これから伸びていく企業とは?

あと気になったのは、このランキングに記載してある企業の特徴です。確かに名だたる大企業である事は間違いないです。しかし、全体を通して見ると「これから成長していくぞ!」と言える企業は少ない。なぜなら、もう十分に成熟している企業たちだからです。

さらに、これから可能性のあるIT企業が入っていないことも驚きです。

学生のみなさんが気にすべきなのは、就職人気ランキングではなく、転職人気ランキングの分析なのかもしれませんね。成熟企業ではなく、成長企業を考えてみても良いかもしれません。

ホワイトカラーの仕事はなくなる?

今ある仕事も、何十年先にはなくなっているものが多いでしょう。技術革新と言うのは、世の中を便利にしていきますが、同時に人から仕事を奪っていきます。残念ながら、ホワイトカラーとしての事務的な職種は、年々価値を失っていく。

しかし、新たな仕事も作り出していくはずです。そういった世の中の流れも加味して動いていきたいものです。

一人一人が独自の働く理由を持つ。

何年先になるかわかりませんが、そう遠くない未来、仕事をする目的は「面白いから」が多数派を占めることになりそうです。いや、無理やりでも、「面白いことをすること」しか働く理由がなくなってしまうでしょう。

・みんなが就職するから。
・みんなが平日出勤しているから。
・みんなが我慢して働いているから。

そういった理由で働く人は少なくなるでしょう。
もしかしたら「働かない」と言う選択肢も生まれるかもしれません。

もう今は、これまでの常識を疑うしかないところに来ています。私たちが信じることが出来るのは、他者の成功事例ではなく、自分たちが通ってきた道であり、経験になるのかもしれません。

現在の大企業が、今後何十年先も繁栄し続けると約束されているわけではありません。コロナ禍の中で、航空業界や旅行業界のように、外部要因で業績が悪化するケースもあり得る。

未来は誰にもわからないので、学生自身は、就職も、そして実際に入社してからも自分の頭で考えていかなければなりませんね。

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