日本に生まれたことの幸運。

「日本に生まれたということ。」

忘れがちで、気付きにくいことかもしれないけれど、とても幸運なことですよね。
何か満ち足りないと嘆く時、もう一度自分に問いかけてみても良いのかもしれません。

「今、目の前の幸せを忘れていないか」と。

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停滞し続けた日本経済。

日本の経済は、確かに停滞し続けています。
1989年12月29日の「大納会」でつけた、史上最高値の3万8915円87銭から、一転して下がり続けた株式市場。あれから30年が経過した今も史上最高値を下回ったままです。あれほど勢いのあった国際競争力も今は低下し続けています。

「しかし、私たちは、貧しくなったのでしょうか。」

日本は間違いなく豊かで恵まれた国。

今の時代の日本に生まれ、日本で生活が出来ているということ。
これは、とても運が良いことだと考えています。

例えば、
・少し歩けば24時間空いているコンビニで好きなものが買える。
・整った交通インフラ
・国民皆保険制度
・街中にあるカフェやレストラン

これらは、今目の前にある「当たり前」です。
でも、それらがなかった当時から今を見ると「羨ましい現実」です。
そして、これらがない他国からみても。

日本だけで見れば、地域格差や所得格差、教育や医療、情報などの格差もあるかもしれません。日本国内で見て相対的な格差はあります。それでも言えることは、世界から見れば日本は絶対的に豊かな国であるということ。

贅沢しなければ、それなりの暮らしが出来る環境は整っています。
色々言われていますが、どうしようもない時でさえ「生活保護制度」がある。
忘れがちで見失いがちだけれど、この日本で生きているということはやはり「運が良い」です。

世の中はますます便利になっていく。

世界を見ても、経済や社会全体はますます発展していくでしょう。
科学も、技術も、娯楽も、農業も。

ある意味で私たちは、「ただ、生きる」ということは、昔よりも楽に出来てしまう。
そんな道具や技術が揃っています。

幸せとは主観である。

満ち足りているこの時代だからこそ、「思い込める人」がより生きやすいと思っています。
「気付ける人」と言った方が良いかもしれません。

幸せを探しがちだけれど、本当は既に今幸せなのかもしれない。
それに気付くことが出来るか。そして、それを認めることが出来るか。

実は難しい。
自分で自分の幸せを認めること。
本当は手にしているのに、認めることより追いかけることの方が楽だから。

それでも、自分は幸せだと思い込める人、自分を認めている人。
そんな人たちが次の世代を担うようなトレンドになる気がしています。

まぁ、ないものを探すということを人間がやるのは当然ですよね。そうでなければ、これほど便利な世の中にはならなかった。ないものを求めることも絶対に必要なことだと思います。でも、これからは、「自分が持っているもの」を認めて生きて良い。

足掻くことをせず、他人と比べることをせず、まず認めてしまいたいものですね。
今、自分自身が持っているものを。

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