今、世の中では、就業者のうち9割近くがサラリーマンとして働いているそうです。
そこで今回は、
「会社員として働くメリットは何か。」
ということについて、いろんな視点で考えていきます。
会社員における4点のメリット
人によって様々な意見があると思いますが、よく言われるのは、下記の4点かと思います。
・安定した給与
・社会保険関係の充実
・ノウハウの吸収
・他者との関わり
一つ一つ簡単にみていきます。
安定した給与
毎月安定した給与が支払われるというのは、大きなメリットでしょう。個人事業主などでは、良い時と悪い時の浮き沈みが激しい場合もあります。この「浮き沈みがあまりない」という安心感は大きいです。
日本の会社は、法律上なかなか社員をクビに出来ないと言われています。これまでも様々な「解雇」を巡った裁判がありましたが、社員は法律で守られてきました。合理的な理由がない解雇については、裁判で「無効」となってきたのです。
社内で活躍して8割の売り上げに貢献している社員も、
サボって2割の売り上げしか上げていない社員も、
クビになるということはあまりなく、
安定したお給料が支払われているというのが今の会社の仕組です。
また、ボーナスや退職金が支給されるということも良いですね。
社会保険関係
ここが一つ大きいと感じています。
会社員は、「健康保険」に加入します。
そして、この社会保険料は、会社が半分支払ってくれています。この健康保険に加入することで、病気や怪我で医療費がかかっても、実際にかかった医療費の1〜3割以下の自己負担で済みます。
さらには、傷病手当金という制度もあり、これも個人事業主にはない制度です。どういうものかというと、例えば、病気やケガで療養のために会社を休まなければならなくなった場合に受けれる給付金です。会社を休んで4日目以降の日から、最長1年半にわたって支給されます。どのくらい支給されるのか。簡単に言ってしまうと、お給料平均金額の2/3程度です。
一方で、個人事業主などは、「国民健康保険」に加入します。この国民健康保険は、自分自身はもちろん、扶養家族の分も含めて全額支払うことになります。会社が半分払ってくれるなんてことは当然ありません。この辺りの負担の大きさは馬鹿に出来ません。
年金では、会社員は「厚生年金」に加入します。これも社会保険料と同様、会社が半分支払ってくれています。
個人事業主は「国民年金」に加入することになります。
厚生年金は2階部分になりますので、
個人事業主よりも将来的にもらえる年金の受給額は大きいということになります。
さらに、サラリーマンの場合は、この保険料の支払い処理を全て会社側で行ってくれます。事務処理の面でも工数が削減されますね。
住宅手当や健康診断などの福利厚生も魅力です。
他者との関わり
会社に入社すると、初めから仲間がいます。ほとんどの仕事はチームで行うことになるでしょう。人は、社会的な動物です。この仲間たちと仕事を行っていくというのが、心の安定にも繋がったりします。
個人で仕事をしていると、1週間誰とも会話をしないなんて可能性もありえます。この社会の中に、どこか一人ぼっちの感覚になることは精神的にもあまり良くないです。
まぁ、社内の人間関係に悩むケースもとても多いのですが。
ノウハウを吸収できる
働くとは何か。そして、人の役に立つということは何か。その仕事を行っていく「ノウハウ」というものを学ぶことが出来ます。
営業のこと、マーケティングのこと、経理のこと、社会保険の仕組み、様々なスキルを学ぶことが出来ます。サラリーマンとして、組織の中にあるノウハウを利用しない手はないでしょう。
まとめ
このように、様々なことを会社側で行ってくれていて、負担してくれていて、さらにノウハウを吸収出来る。サラリーマンのメリットは十分にあります。
こういうメリットは小さくないです。ぜひ、サラリーマンとして享受し、その立場を大いに利用したいですね。
この世の中には、それらを享受すべき人たちがいて、もう不要な人たちがいる。そういうことだと思います。
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