今日は、社会派ブロガー:ちきりんさんのツイート内容について、思ったことを書いてみたいと思います。
「自分の頭で考えよう」と言う本が有名ですね。
ちきりんさんのことは、知らない人の方が少ないでしょう。
いつの時代にも必要な「普遍的な価値」を10年以上も前からブログを通して伝え続けてくれています。そんな中でかなり前のツイートをご紹介します。この言葉、突き刺さる人いるのではないでしょうか。
ちきりんさんのツイート(2013年4月)
誰にも評価されなくても、一円ももうからなくても、それでもあたしはこれをやってると本当に楽しい!ってことが見つかる人は、超幸せ。私にとってそれは「考えること・書くこと」だったけど、それが料理でもゲームでも仕事でもなんでもいい。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 6, 2013
大事なことは、それがどれくらい好きか、ってことです。とことん好きであること、めちゃくちゃ好きであること、何をおいてもそれをやりたいくらい好きであること、が必要。「誰も注目してくれない」、「儲からない」などという理由でやりたくなくなるなら、たいして好きじゃないってことでしょ?
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 6, 2013
あたしが心配なのは、お金がない人生じゃなくて、やりたいことのない人生だよ。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 6, 2013
「やりたいこと」がわからない人生。
誰もがせっかく生まれてきたこの人生を「楽しみたい!」「満たしたい!」と思うでしょう。
でも、その「術」というか「やり方」って意外とわからないもの。
気付いたら、わからないまま人生の半分以上を過ぎてしまうことも珍しくないと思います。
どれだけ運動が出来ても、
どれだけ勉強が出来ても、
どれだけ社会的地位が高くても、
この人生を如何にして「楽しむか」と言う術は意外とわからないものだったりします。
そして、問題なのはここからかもしれません。
自分のやりたいことを分かっていたとしても・・
例え、自分のやりたいことを理解していても、置かれている状況や立場・環境で出来ない場合だってある。
例えば、
お金がなくて出来ない。
周囲の目が怖くて出来ない。
既に家族を持ってしまっていて自由に出来ない。
そうやって自分の「やりたいこと」を知っているにも関わらず、蓋をしてしまうケースもあると思います。
環境が整っていても何となく自信がない。
さらに言うと、
ちきりん さんがいう、「誰にも評価されなくても、一円ももうからなくても、それでもあたしはこれをやってると本当に楽しい!」と言うことが如何に難しいか。
承認欲求溢れる現代の私たちは、とにかく他者から認められ、褒められたいと思うもの。
そもそも、他人からの評価が必要ないほど「自分に自信がある」と言う状態を作れるのは稀ではないしょうか。そこまで持っていくのに、どれだけの修行が必要か・・。
結局、自分に自信がある人しかやりたいことをやらない。
つまり、やりたいことをやる人というのは、
・自分が何をしたいのかを知っていて、
・あらゆる側面でそれをやれる環境が整っていて、
・「自分に自信がある」という人が多いのではないでしょうか。
好きなものを好きだと認めることは簡単だけれど、それを公表したり継続してやり続ける為には、自分に対する自信というのがある程度必要だったりすると思うのです。
2020年代の今は。
だから、自分の「好きなこと」で人生を満たしている人というのは、結構少数派なのかもしれないなぁと思っています。
未来は違う。
でも、それは「これまでは」の話です。
未来は間違いなく変わっていると思います。
なぜなら、
・ちきりん さんのように伝え続ける人がいる。
・何より若者が気付き始めている。
だから、自分の「好きなこと」で満たしている人というのは大多数になるでしょう。
相対的な評価に生きるのではなく、自分が価値あるものと判断したものに生きる、その方が楽しいこともあるよね、と気づく。そして、周囲が、世間が、社会がそのような空気になれば、もう好きなことをやることが当たり前になる。
未来のどこのタイミングなのか、それは分かりません。しかし、近いうちにそういう社会の雰囲気は作られているでしょう。(まぁ、そういう時代になれば、その時の課題というのも生まれているはず。それは、次世代の人たちがまた考えれば良いのかな。)
そうなれば、「昔は、好きなことをやって生きるのが難しかった」なんてことを言ったらびっくりされるかもしれませんね。
令和の時代に生きる私たちはまず、「自分が好きなことをやっても大丈夫」という雰囲気を作ることが求められています。
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