私は、日曜の夜になると、なんとなく気分が落ち込み、憂鬱になるタイプの人間でした。
「明日からの仕事嫌だなぁ。」
「休みが終わらないで欲しい!」
といつも思っていました。
そんな日々の繰り返しでしたが、日曜の夜、深く憂鬱にならないための方法を私なりに見つけました。
それは、
『日曜の夜、10分だけ使って翌週のスケジュールを把握すること。』
です。
「サザエさん症候群」とは何か。
そもそも、こういった症状は、「サザエさん症候群」と呼ばれています。
これは、誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。
「サザエさん」という名称がつく通り、日本で使われている俗称なのだと思います。
サザエさん症候群とは、「日曜の夕方から夜にかけ、明日からの仕事について考えると憂鬱になったり、体調が悪くなったりする症状」のことです。その症状は「休日があと少しで終わってしまう・・」という落胆の気持ちと一緒にやってきます。
サザエさんは、日曜の夜18時30分~19時に放送されている日本を代表するアニメです。「サザエさん」が、休みの終わりを実感させる代名詞となっていることが言葉の由来だそうです。
世界的に「サザエさん症候群」はあるのか。
世界的に似たような言葉として、「Blue Monday症候群」があるそうです。
やはり、日本だけにおこることではなく「月曜日を嫌だな」と思う気持ちは、世界共通なんですね。
もちろん、そんな症状が全くないという人もいらっしゃると思いますが。
サザエさん症候群の症状とは。
症状は人によってそれぞれだと思いますが、よくみられるものは下記の通りだそうです。
・明日のことを考えて不安や恐怖を感じる
・気分が憂鬱になる
・食欲がなくなる
ひどい場合だと・・・
・息切れや動悸の症状が出る
・眠れなくなる
・涙が出る
・胃が痛んだり頭痛がするなど体調が悪くなる
解決策はあるのか。
これは、人によって症状・理由が様々です。
ですので、万人に通用する解決策はないのでしょう。
大事なことは、憂鬱になる理由を自分自身で「把握すること」だと思います。
その理由を知ることが出来れば、対策も取れます。
私が日曜の夜に憂鬱だった理由。
私が憂鬱になる理由は、
「仕事に追われている状態=何をどういう順序で処理すべきか整理ができていない状態」
にとてもストレスを感じていたからです。
休み明けにいきなり仕事モードになって、うまく業務をこなせるのか・・・
それがわからないから不安になっていました。
逆にいうと、自分のやるべきことを把握出来ていれば、心も軽くなるということです。
具体的に何をしたのか。
行ったことは、
「月曜にやるべきタスクの整理やメールチェック、あと、1週間の予定をざっくり把握する」
これだけです。
「朝一で処理すべきことあったっけ?」
「来週、重要なことは何?」
不明確という不安要素が、気分を憂鬱にさせていましたが、その不明確なものを明確にするだけです。
どこかで聞いたことなのですが、
「人は、自分が「これなら出来る」という範囲の仕事をしているときに幸せを感じる」のだそうです。
本当かなぁと思うのですが、ある程度「出来る範囲の仕事」をイメージしていると精神的にも落ち着くのが人間の性質なのかもしれません。月曜にやるべきことがわかっていれば、「やれる」という気持ちが生まれ、心に余裕が生まれるのでしょう。
日曜の夕方や夜に、ほんの少しだけ仕事モードに戻すというのは、意外に有効なのかもしれません。
終わりに
本当のことを言うと、私のように仕事に追われるのではなく、追いかけるような感覚が一番ベストなのだと思います。だって、本来の仕事の醍醐味は「出来なそうな仕事」にチャレンジすることだと思うので。
要は、バランスなのでしょう。
仕事が楽しくて楽しくて仕方ないという状態、サザエさん症候群なんて知らないという状態が理想だなぁと思います。
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