これからの若者は、働くことの先に「カブトムシ」を見据える。

これからの若者は、会社や仕事を「自分の目的」のために利用する。

そんな話です。

世の中の多くの人たちは、学校を卒業した後に「働く」ということを選択すると思います。

起業したり、就職したり、フリーランスとして活躍する人もいるでしょう。

仮に就職した場合は、
自分自身の労働力を提供し、その代わりに賃金を得る。
資本主義社会において、この「賃金労働」の形成は大原則の一つなのだと思います。

気になるのは、
ここ何十年もその形態に疑問符が投げかけられている問いです。

それは、

『何のために働くのか』

ということ。

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何のために働くのか。そのヒントは、ジャック・アタリが語っている。

少し前の本になりますが、
「21世紀の歴史――未来の人類から見た世界」でジャック・アタリはこう言っています。

実際に人々は時間こそが唯一の希少価値が有るものだと気づき始めている。時間は作り出すことも出来なければ、自分が所有している時間を売りさばくことも出来ない、また、時間を溜め込むことも出来ない。

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界:ジャック・アタリ

これからの若者はきっと、
起業するにしても就職するにしても、
・人生で与えられた(残された)有限である時間をどのように使っていくか。

この答えを「明確」にして活躍していくのだと思います。

例えば、
自分自身の「幸福とは何か」を理解し、現実社会に落とし込んでいく。
自らの「目的」のために働き、身の回りの環境を利用していくのだと思います。

自らの「目的」とは、「カブトムシを見つけたい!」に似ている

その人の目的は、その人にしかわかりません。

例えば。

私は、子供の頃、夏になると夢中で「カブトムシ」を探してました。
日が暮れるまで必死になってしまい、よく母親に「帰りが遅い」と怒られていました。僕にとってみれば、帰りが遅くなって母親に怒られるという事よりも、 カブトムシを見つけて友達に自慢したり達成感を味わいたいという気持ちのほうが遥かに大事だったのだと思います。

「まだ見ぬ「何か」を自分の力で発見したい」

これからの若者は、
大人と呼ばれる立場になっても、
子供の頃のような気持ちを持ちながら、欲しいものを探し続けるのでしょう。

人生は壮大な暇つぶしby堀江貴文さん

堀江貴文さんは、

「人生は壮大な暇つぶしだ。」とおっしゃっていました。

これが、人生の本質なのだろうなぁと感じています。

働く目的を見つけた時点で、
人生は暇つぶしになってしまうのではないでしょうか。

何をしても、何を視ても、何を学んでも、
それらは、その人の目的(カブトムシ)を見つけるための手段になり、実験であり、道具になる。
時間がそうであるように、環境、あるいは組織、会社もそうでしょう。

人生は冒険であり、
子供のころ持っていた「未知の世界への憧れ」に挑む舞台です。

会社も仕事も環境も、自分の目的のために利用する。
これからの若者にとっては、そういう時代なのだろうなぁと感じています。

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