新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) によって、まだまだ3密を避けなければいけない現状だと思います。採用活動においてもそれは変わらず。
今では当たり前になった「インターンシップ」ですが、対面で行うことにまだまだ躊躇してしまう企業様は多いと思います。
そうすると、オンラインで行うという選択肢が出てくるわけですが、
『オンラインインターンシップでは、何をどのように行えばよいのか。』
今回は、その内容について、頭を悩ませている企業様に一助となる情報をお届け出来れば幸いです。
インターンシップをオンラインで行うこと。
メリットはたくさんあります。
・会場費や移動費など運営コストを削減出来たり、
・地方の学生も参加可能となったり、
・学生側も対面形式より気軽に参加出来たり、
・母集団形成がしやすい
といったことがあるでしょうか。
うまく活用出来れば、現地開催では得ることの出来ない効果を生み出せるかもしれません。
だからこそ、コンテンツ内容が重要です。
前回の記事、
にも記載しましたが、インターンシップに参加する学生の目的は「業界に関する情報」「企業に関する情報」を得ることです。学生の満足度を得るには、それに沿う形でのコンテンツがベターです
オンラインインターンシップのコンテンツ案
これまで対面で行なっていたやり方を、オンラインに置き換えて行うことができればベストなのだと思います。ただその場合は、対面時より時間がかかることを想定してスケジュールを組んだ方が良いですね。オンラインは、通信トラブルなどイレギュラーな問題が起こりやすいからです。
オンラインで行う場合、基本的には、「ZOOM」や「Microsoft Teams」などのWEB会議システムを使うことが多いと思います。
そのツールを利用して出来ることは、
・業界理解セミナー
・会社理解セミナー
・ビジネス基礎セミナー
・自己分析セミナー
・グループワーク
・グループディスカッション
・座談会/懇親会
・オンラインOBOG訪問
・会社紹介動画
・オンライン職場見学会
・PCを利用した仕事体験
などがあげられるとおもいます。
具体的なスケジュール案
例えば、グループワークを通して「業界理解」を促すようなコンテンツの場合、下記のようなスケジュール間で行うのはどうでしょうか。
グループワークのテーマは、『IT技術を使って、世の中の課題を解決出来るサービスを考える』としましょう。
【当日】
・担当者からの挨拶(アイスブレイク)
・インターンシップの目的を説明
・簡単な企業紹介
〜休憩〜
・グループワークに向けた事前の情報共有
※IT市場の動向、業界における自社の立ち位置、自社サービスの特長 など
・個人ワーク
※資料の読み込み、アイディア出し
〜休憩〜
・グループディスカッション(結論出し)
※ここは学生任せにするのではなく、モデレーターがしっかりとサポートし、議論を活性化させることが重要です。オンライン慣れしていない学生は、発言を躊躇してしまう懸念もあるからです。
・プレゼンテーション
・総評&フィードバック
※様々な部門の担当者が、それぞれの視点からフィードバックしてあげることで、学生の満足度は高まります。学生自身の成長や学びに繋がることを提供して初めてインターンシップの成功と言えると思います。
・本日の振り返り
今回のインターンシップで学んだこと、理解したこと、得たものを振り返り、学生自身が言語化していく作業です。
本当にオーソドックスな内容だと思いますが、まずはこんな形で学生の「業界理解」にフォーカスを当ててプログラムを組み立ててみてはどうでしょうか。
また、後日学生にアンケートをとってインターンシップの感想を聞くようにしましょう。それが、今後ブラッシュアップのヒントになると思います。
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