目指すべき場所は、なるべく早く決めたい。

人生において、目指すべき場所をなるべく早く決めたい。

今日はそんなお話です。

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孫さんの素晴らしいスピーチ。

ソフトバンクの孫正義さんが、2011年に新卒の学生向けに講演会を行いました。これは、あまりにも有名なプレゼンテーションだったのでご存知の方も多いと思います。本当に素晴らしい時間でしたし、このスピーチを聞けるということ自体が恵まれていることだと感じます。

「孫正義 スピーチ」で検索すれば出てくると思いますので、まだ見ていない方はぜひ見てください。

今回は、そのスピーチの後半部分で語られていた、
「なるべく早く志を定めることの大切さ」について書いていきたいと思います。

孫さんは何を語ったか。

皆さんに覚えていて欲しい。志高く。人生一回しかない。みなさんが登りたい山を、自分が登りたい山を、この1年くらいで決めて欲しい。

2011年:新卒学生向け講演会

こう、大学生の若者に語り始めます。4年生に向けてのお話だと思うので、大体21歳くらいの学生が聞いているのでしょう。まだまだ若い方々に、「登りたい山を決めて欲しい」と伝えているのです。

さらに続きます。


自分の人生を何にかけたいのか。心に決めて欲しい。遅くなりすぎると、残された人生の年月が少ないと、実現できる可能性がその分減る。早く志を持ったものは強い。自分の人生を無駄にしない。ぜひ、みなさん、一回しかない人生を無駄にしないでください。大切にしてください。

2011年:新卒学生向け講演会

登りたい山を早く決める理由は、実現出来る可能性を残すため。そして、人生を無駄にしないため。この部分では、そう聞き取れます。

自分の登りたい山を決めないで歩くということは、彷徨うに等しい。みんな一生懸命生きているんです。みなさんの親も友達も親戚も、みんな一生懸命生きている。だけどね、登りたい山を決めていない人、腹の底から決め切れていない人が実は99%なんです。何となく人生を過ごしている。こんなはずじゃなかったって、みなさんのご両親は言っているよ。99%の人が、しっかりと腹の底から自分の登るべき山、自分の夢、自分の志を決め切れていない、ということです。ぜひこのことだけは覚えておいてください。

2011年:新卒学生向け講演会

人生で後悔しないためにも、何となく過ごすことから避けるためにも、目指すべき山を決めさないと言っている訳です。

忙しい毎日の中で。

大学を卒業すれば、多くの人は仕事をしていくのでしょう。
サラリーマンとして、個人事業主として、経営者として、一生懸命働くのでしょう。

孫さんが言うように、人生で目指す山を決めなければ、日常の忙しさに忙殺されて、いつの間にか50代になり、60代になる。気づいたら、人生折り返し地点にいるなんてこともありそうです。

孫さんが言うように、21歳あたりで登りたい山を決めると言うことは難しいでしょう。でも、20代のなかでだったら出来るのではないでしょうか。

自分の人生のゴールを、到着点を、決める事。

なるべく早く決めたいものです。

V.E.フランクルの言葉をお借りすれば、生きる意味を人生に問うのではなく、私たち自身が人生に答えると言うことです。

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